社外品絶版FRPパーツのリペアーペイント作業のご紹介。
【CBR250RR】
かなり貴重な品らしくこの状態で数万円の値段で入手されたそうです!!
お客様にとって価値のあるモノを仕上げるのがウチの仕事。
可能な限りの作業を行い、少しでも良い状態でお返し出来る様今回も全力を尽くします。

(注)今回の様なケースの場合、修正に掛かる費用を考えると
パーツの値段や流通状況にもよりますが新品もしくは状態の良い品が入手可能ならば
そちらをベースにした方が良いと思います。
全体的にかなりのダメージを負っているアッパーカウルが今回の作業対象です。
まずはFPRの修正作業の為、ダメージ箇所のゲルコートを削り落とします。
割れている箇所はもちろん、ひび(クラック)の入った箇所もキッチリ作業します。
ここでの見極めが最終的な仕上がりや強度に関係してくるので
丁寧かつ正確な仕事が要求されます。
治具でパーツを固定して、FRP樹脂とファイバークロスの貼り付け。
強度と見た目を考慮して作業を行います。
基本的な骨格修正が終わったら、パーツ全体の細かな歪みをパテで修正します。
各修正作業が終了したら、パーツ全体に下地塗装を施します。
この時点で修正が上手く言ったかどうかの最終的な確認ができます。
今回は純正カラーリング仕上げなので、サンプルでお借りしているパーツに
色合わせ調色を行います。毎度の事ながらオートバイの場合は純正カラーであっても
カラーデータがあてになりませんので1からの調色になります。しかも今回は3色!!
長い道のりを越えて無事完成!
純正アッパーカウルを参考にしたペイントワーク。
ホワイトパールベースでブルーメタリックとソリッドカラーレッドで塗り分け、
カウルの裏とライト周りは半艶消しの黒で仕上げてあります。

グサグサの状態で持ち込まれた時からは想像も出来ない仕上がりに
オーナーさんにも満足して頂けました。
この瞬間があるから、手の掛かる作業も頑張れるのです!!